愛人家

就寝

 温かいお風呂に入り、持っていたパジャマに着替えたわたしはリビングにいたパパに声を掛けた。

「パパ、お風呂から上がったよ」
「あ、うん。愛子はこれからどうする?」
「疲れたから寝たい」
「分かった。2階のパパの部屋の隣が空いているから、案内するよ」

 パパが案内してくれた部屋は家具は何も置かれていなかった。
 ペットだから床に寝ればいいのか。わたしが床に寝転がると、パパが驚いた声を上げた。

< 13 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop