愛人家
「じゃあ荷物を車に乗せようか」
「うん」

 パパと一緒に駐車場に行き、荷物を次々と詰め込んでいく。量が多いからわたしも荷物を入れていたが、そのうちの一つがこぼれ落ちて転がってしまった。
 わたしは慌てて転がる荷物を拾いに追いかけて行く。荷物に追いついてわたしが手を伸ばして取ろうとした時だった。
 
「愛子‼︎」

< 27 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop