ただ真っ直ぐに、君が好き。
反射的に目を瞑ると、鼻の上に柔らかいものが当たった。



「え、鼻?」




そう聞くと意地悪そうな顔でニヤニヤするアオくん。

いたずらっ子みたいな顔だっ…!



「口がよかったの?」

「な、なに言って…!」

「期待してたんでしょ」



違う?とでも言いたげに私をからかうアオくん。

うっ、悔しい…



「…そーだよ、期待してた」



素直に言ってみればアオくんの目が点になる。

すぐにアオくんは顔を手で隠すけど、耳が丸見えだ。



「…可愛すぎだろ」



そのあと、アオくんのお母さんもお父さんもリビングにいるというのに、アオくんからのキスの雨は、降り止みませんでした。

…恥ずかしすぎる。
< 54 / 54 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

もう遅いよ...
晴野妃/著

総文字数/12,390

恋愛(その他)46ページ

表紙を見る
水と油の私達
晴野妃/著

総文字数/21,597

恋愛(キケン・ダーク)71ページ

表紙を見る
俺の隣に居る君は…
晴野妃/著

総文字数/4,674

恋愛(キケン・ダーク)18ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop