私の天使

地味なJKライフ

私は今年から華のJKになる。

はずだった。

中学の頃は地味な見た目と性格が原因で「地味子」なんてあだ名をつけられていた。

それが悔しくて絶対に高校では一軍になってやると思い、なんとか見た目は普通程度に持ってこれた。

でも、根暗な性格は治すことが出来なかったから高校の入学式でコミュ障を発揮しまくり、友達は1人もできなかった。

クラスのアイドル天野さん、あの子はいいなぁ可愛くって愛嬌があってみんなから愛されてて

「羨ましいな。」

友達がいない日々は想像していた高校生活とは正反対で、毎日が色褪せた日々だった。

段々と私は自分って一生友達できないんだろうなとかネガティブなことばっかり考えるようになった。

「こんなの、私の想像してたのと全然違うよ…」

最近は家に帰って泣くことが増えた

私なんて誰にも必要とされてないんだよね

もう、学校なんて行きたくない────
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