キミの翼が羽ばたく時。


「なんだよ! そんなにハッキリ言わなくたっていいだろっクソ真子~」
晃が少し瞳を潤ませて言う。
「ハンッ 男が泣くんじゃねぇ!」
真子のパンチが晃の頬にキまる。


「いっでェ!」

この二人は幼稚園の時からのクサレ縁で、いつも激しくののしりあっている。



「あっそうだ! 雫たちさぁ、進路のプリント出した?」
晃が殴られた頬をさすりながら言う。

「あ…忘れてた、期限いつだっけ?」
私がハッとして言う。
「たしか今日の放課後までだけど…」
外が腕をくんで言う。



「……でさぁ、」
晃がなぜか間を開けて言う。




「雫はさ…高校どこいくわけ?」



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