同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
「おい、今度出るフライパン。どうやら油なしでも結構焼けるらしいぞ。お前、今度ウチに来いよ」
「は?」
「実際に作ってみるんだよ。お前が言ってただろ、昔。女性は実践したモノに弱いって。それを画像に取って、営業に生かす」
「どうして、自分でやってみればいいじゃないの。私いなくてもできるでしょうが」
「……」
「何?どうしたの?」
「俺、実は壊滅的に料理苦手なの。それなのに、調理器具の担当になって、決まったときは目の前真っ暗だったけど、とりあえずお前のアドバイスでここまで来た。お前のすごさはここ一年で認めたから、実践してみようぜ」
照れながら私を見て話す大和。びっくりして、見つめてしまった。
もしかすると私、彼を意識し始めたのかも知れない。