同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
「何か、あの頃本当に身体と心も病んでしまって、記憶も曖昧なの。逃げることしか考えてなかった。逃げれば楽になると思ってたのに……そうじゃなかった。別れたら会いにもいけないし、気軽に電話やメールもできない。そのせいで大和を待つのがもっと不安になった。篠田さんと本当に付き合ってしまったら?そう考えると失恋の痛手が後から押し寄せてきてしばらくおかしかったの。馬鹿だよね、私。篠田さんの気持ちがわかったの。さみしさは人を変えるって」
「課長の口から美紀さんとのことも少し聞いた。後悔していたけど、課長は彼女とはやり直す気はないってハッキリ言ってたな。紗良に本当の恋愛じゃないって言われたって言ってたぞ」
「……おこがましいよね。私、しょうもない」
「俺との恋愛は本当の恋愛?」
大和をじっと見つめた。