同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 「お前が大阪の俺についてこないで守ってきたものを大切にしろ。居場所を作りたいって言ってただろ。居場所できたのか?」
 
 「……そうだね。居場所はあるかも。でもその居場所もマンネリ化してきたね。ステップアップしたいかな、大和みたいに」
 
 「お前は昇格するだろうけど、仕事内容自体は変わらない。入ってくる奴らの指導をする立場になるだろう。商品企画をしたいんだろ?」
 
 「うん」
 
 「なら、やればいい。ただし、家に帰れば俺ひとりの女だぞ。だれにも貸さないからな。異動するなら忙しいだろうし、結婚するのが時期的にまだ難しいなら同棲しよう」
 
 「……大和。かっこよくなったね」
 
 「知らなかったのか。危なかったな。そのまま別れてたら大魚を逃していたぞ」
 
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