同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
なんでも、私は大和ひとりのものではないし、同期なんだから別にくれたっていいだろと言ったらしい。
それなのに、大和が紗良は俺のものだから絶対誰にもやらないと突然キレて、喧嘩になった。
まあ、男同期ばかりの飲みの席だったし、橘くんも実は私達が付き合い始めたばかりだと知らなかったから諦めてくれたらしい。
そういうわけで、自分が彼氏だと最近それとなく周りに見せて、今日は飲み会で私から離れようとしないのだ。
掘りごたつの席で大和が私の手を下で握ってくる。
どこかへ行こうとしようものなら、引っ張る。
「やめてよ、大和。なんなの?」
「うるさい。ちょろちょろしてるんじゃない」
「ねえ、今は仕事の一環なんだよ」
「お前は信用ならない」