同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 「やめてよ」
 
 私は頭にきて、大和の手をひっかいた。
 すると口の中に大和の手でフライドポテトが突っ込まれた。
 言い返せないでいる私を横目に、大和がしらんふりをする。

 他の人にお酌したいから離してと言えば、自分がお酌しちゃうし。
 もう、絶対周りには変なふたりだと思われてる。
 
 部長が私の前に座った。
 ビールグラスを持ってきた。空だ。
 
 「お前らバカップルじゃあるまいし、空気読めよ」
 
 「(もぐもぐ)部長なんとかしてください」
 
 「どうぞ、部長」
 
 またもや、大和がお酌する。

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