同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 「まあ、あんた達なら大丈夫だよ。大和は紗良にぞっこんだし、紗良も大和を信じてるんでしょ?」

 「……紀子。ありがとう」

 「そうそう、私のプレゼントは課長にはほど遠いけど、このスカーフ、使ってね」

 箱に入ったプレゼントをくれた。

 「ありがとう。嬉しいよ、使うね」

 紀子に抱きついた。紀子もまた背中を叩いてくれる。
 
 この後の大和との夜が待ち遠しいようで、来て欲しくなかった。
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