堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

Darkness novel4✎ܚずっと抱いていたい。



「れん……とっ……」 

 色っぽい顔で俺のキスに翻弄される羽希。

 俺はなんでこいつにキス、してんだろ?

 くせぇし、だらしねぇし、口悪いし、顔もたいして可愛くねぇのに……。

 でも……小説に一生懸命なこいつは嫌いじゃない。

 見てて退屈しねぇし、おもしれぇし。
 普段からもっと、今みたいな顔してれば、女の魅力増すのにもったいねぇな。

 ――――ガラッ。
 教室の扉が開いた。


「お前ら、ここで、何をしている」


 俺はキスをやめ、扉を見ると女性が立っていた。

 髪はストレートロングで、スタイルはかなり良い。

 ゲッ。担任の今田じゃんっ。ヤバイッ。

「あ、挨拶を交わしていたところです」
 俺は爽やかな笑みを浮かべながら言う。

 何言ってんだ、俺は。
 さすがに無理があるって……。


「ほぉ。キスが挨拶だと?」

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