堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

Powder novel5✎ܚ会うことになるなんて。



「だいぶまともになってきたな」
 6月初めの夜。蓮翔がノーパソの前に座り、わたしの小説を見ながら言った。

 蓮翔の隣に座るわたしの顔が、ぱあっと明るくなる。

「ほんとっ!?」

「ああ。俺に溺愛されたことばっか書いてあるけどな」

「なっ……!?」

 蓮翔は、ふ、と笑う。

「お前って、ほんと影響されやすいよな」

「うっ、うるさいっ……!!」

「この、『彼との愛おしい日々。』っていう小説、アイヒメに載せてもいいぞ」

「ほ、ほんとにっ!?」

「ああ」

 わたし、やっと、アイヒメに載せられるレベルになったんだねっ!!
 嬉しい~~!!

「てかさお前、高校行った日からウイッターで、コソコソ誰かと文字でやり取りしてるだろ」

 ギクッ。

「誰だよ?」

「えっと……」

 蓮翔は、クワッ! と顔を近づけてくる。

「吐け」

「えっとね、アイヒメで書いてる2人の女子と会話してるの」
「2人とリレー小説も書いてたりしてて……」

「ふーん」

 ふーんって……。

「リレー小説見せてみろよ」

「うん、じゃあ、一部だけ」

 わたしはノーパソのマウスを操作し、堕落シンデレラのウイッターのページに飛ぶ。

 蓮翔はリレー小説を読み始める。
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