お馬鹿な君の世話係。
「適当に食べよか。」

私は言った。

「ちょっと、待ってっ!
早音が紹介する!」

早音ちゃんが笑顔で言う。

「僕が紹介するっ!」

由貴が言った。

「…由貴うざい!もう、黙って!」

言うねー。

と思って由貴を見た。

あ……ら、?


「お前の方がうるさいし。
僕が紹介するってば!」

由貴君がガラっと変わった。

怖っ…。

「そんな、顔しないでね?」

私が言った。

「あ…?
ちょっと、黙ってくんない?」

由貴が私を睨んで言う。

「……怖…。」

静かに真の後ろに隠れた、私。

「…凜ちゃんに
そんな事言わないでよね!」

「…いい子ぶんなよな。
この、ブリッコ!」

由貴が言った。

< 44 / 459 >

この作品をシェア

pagetop