彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode. 0】
「ふーん。君達コンビなの?」
振り返ると噂の永峰本部長。
「コンビというか、提案をするときにタッグ組んでやる相方です」
巧が立ち上がって挨拶しながら本部長に言う。
「森川さんは勝ち気だからねえ。君も大変だ。愚痴なら聞くよ。同じこと考えてたりして……もっと優しくしろよとか」
巧は笑って答えた。
「いや、そんなことありませんよ。俺の気の付かないところをフォローしてくれる頼もしい相方です」
なんて、いい奴なんだ巧。デザートをおごろうっと。
それに引き換え本部長。後でコーヒーに砂糖入れてやる。