彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode. 0】

 「え?」
 
 「最近、元気がないな。君のトレードマークの勢いもない。何かあったのか?」
 
 本部長も私のこと良く見てるんだな。
 
 「いえ。大丈夫です」
 
 「大丈夫そうに見えないから聞いている」
 
 「……私、結構自分のことしか見えてなかったので」
 
 「それで?人の陰口が気になるようになったとか?」
 
 びっくりして本部長を見た。

 万年筆を手の上で回しながらこちらを見る。
 
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