Delicious!!
「おいしい」は全てを救う!
全てのメニューが完成した後、僕は間宮を家へと連れて行った。声をかけた時、間宮は「えっ、本当にできたの?」とポカンと口を開けてたけど。

「あたしの偏食、簡単には直らないからね!何が出てきても無駄だからね!」

椅子に座った間宮はそう言う。僕は「それはどうかな?」と笑った後、テーブルの上に料理に並べていく。間宮の目が大きく見開かれる。

「さあ、召し上がれ」

僕がそう言うと、間宮は少し戸惑ったような顔をしつつ、箸を手に持った。

「いただきます」



数年後、マンションの一室で僕は昨日作ったカレーを温めている。二日目のカレーってすごくおいしい!そのまま食べてもいいけど、カレードリアやカレーうどんにしてもいいよね!

「できた!」

カレーがホカホカと湯気を立てている。すると、ドアがガチャリと開く音がした。同棲している彼女が帰って来た。グットタイミング!

「おかえり、一子」

「ただいま、大輔。いい匂い〜!」
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