迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。
頭がズキズキと痛い。
瞼は重くなかなか目が開けられない。
身体が重く何かに張り付けられているように思い。
唯は瞼に力を入れて目を開けた。
そこには見たこともない白く無機質な天井が見えたのだ。
すると、唯の横に居た誰かが唯の手を握って声を掛けた。
「唯ちゃん…僕だよ分かる?蓮だよ。」
そこには玲也の弟である蓮が居たのだ。
蓮は唯の手を握りしめて喜んだ。
「よかったぁ…本当によかったぁ…兄さんにすぐ連絡するからね。」
どうやらここは病院で唯は3日間目を覚まさなかったようだ。
少し前まで玲也はいてくれたそうだが、仕事でどうしても戻らなくてはならなくなり、代わりに蓮が居たのだ。