迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。

「唯、今度の休みにデートしないか?」

「えっ、デートですか?」

考えてみたら、玲也さんとゆっくり一緒に出掛けたことはない。
出掛けるのは、なにか用事があるときや、仕事のついでばかりだった。

そしていろいろ二人で考えた結果、温泉でゆっくりできる宿に行こうということになった。
唯は玲也と出かけると言うだけでなんだか嬉しくて仕方がない様だった。


「唯、そろそろ出発するぞ。」

今日は玲也さんが運転する車で行くことになった。
良い天気のため、サングラスをして運転席に座る玲也。
なんだかカッコ良過ぎて映画のワンシーンのように見えて来る。


東京から2時間ほど車を走らせると、海が見えて来る。
海面がキラキラと輝きとても美しい。


「玲也さん、久しぶりの海、綺麗です。」

「あぁ、本当に美しいな。」

昼食は海の見える和食屋さんにすることにした。
休日なので店は結構混んでいる。

店に入ると、やはり玲也は目立つ。
女の子が玲也を見ながらヒソヒソと何か話して頬を赤くしている子もいた。
なんだか、一緒に居るのが私で申し訳なく思ってしまう。

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