時をこえて、またキミに恋をする。
「違う違うっ。幼なじみなんだって。聡明で…、品があるとか?」

「そうなんだ〜…。付き合ってるってこと…?」

「付き合ってるというか…」


結婚の約束をしていた仲らしいけど。

だけど、それを言ってしまったら話がすごい方向に行ってしまいそうだから黙っておこう。


宗治に好きな人がいると知った女の子たちは、あからさまに肩を落としながら散っていった。


こっちの時代にきてしばらくたつけど、宗治は都子姫のことを一途に想っている。

わたしは、そんな都子姫と顔が似ているだけの“ニセ姫”。


そう思っていたから、まさか宗治があんな行動を取ってくれるなんて思ってもみなかった――。



お昼休み。


わたしは教室で、女の子たちと集まってお弁当を食べていた。

外面がいい宗治はすぐに友達ができて、同じ教室内で男友達といっしょにお昼を食べていた。
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