時をこえて、またキミに恋をする。
板東くんとは、髪を明るく染めていてピアスもしている学校一の不良だ。

体格もいいから、いやなことをされてもだれも刃向かえない。


「板東くんが…わたしを?」

「うん。話があるから呼んできてって言われて…」


板東くんとは去年クラスが同じだっただけで、とくに話したこともなかった。

わたしとは雰囲気がまったく違うし…。


なにも接点はないはずだけど、…どうしてわたしを?

わたし、なにかしたかな…。


緊張でバクバクと鳴る心臓。

席を立つと、わたしはおそるおそる廊下で待つ板東くんのところへ向かった。


「…板東くん?」

「おお、高倉」

「あの…話って…」

「ちょっとついてきて」

「え…、えっ!?」


板東くんはわたしの腕をつかむと、そのまま引っ張っていった。

突然のことで、その手を振り払うことも忘れて、わたしは板東くんのあとについて行くこととなった。
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