俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
美希と赤ん坊は頑張っているんだから、俺も頑張らないといけないと自分に言い聞かせた。

そんな時、病院の廊下に元気な産声が響いた。

「おめでとうございます、元気な男の子です」

美希は男の子を産んだ。

病室へ向かうと、美希はぐったりしており、大変さを物語る。

「美希、頑張ったな」

「蓮さん、男の子でしたね」

「ああ、跡取りの心配はないな」

美希はニッコリ微笑んだ。

「名前は蓮也だな」

俺は元気で、伸び伸びすくすく育って欲しいと願った。

「美希、これからもよろしく頼むな」

「はい、よろしくお願いします」

その時、看護師さんが蓮也を病室へ連れて来てくれた。

大きなあくびをして、大物になる予感がした。
                        

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