俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
蓮は訳がわからなくなった。

「奥さんには黙ってればわからないわよ、男は性欲は我慢出来ないのよ、そのために、
キャバクラがあるんじゃない、みんなやってることよ」

蓮は服を着て、個室を出た。

会計を済ませて、タクシーを呼んでキャバクラを後にした。

マンションにつくと、自分のしでかしたことに押しつぶされそうになった。

どうするんだ。

酒飲んで、キャバ嬢と身体を重ねちゃうなんて、いくら酔っていたからって、

許されることじゃないだろう。

蓮は真弓の罠にはまったのだが、真弓と身体を重ねた事実は消えない。

蓮はしばらくマンションのエントランスで呆然としていた。



                 
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