俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
右も左もわからない業界で、猛勉強した。

仕事の合間に休憩室で美希と会うのが唯一の楽しみだった。

待ち伏せしていたのに、偶然を装い「また会ったね、偶然」なんて、自分でもおかしくなる。

そんな俺の気持ちに美希は全く気づかない様子だった。

社長に就任した日、挨拶をするとのことで、俺は美希を確認したかった。

前の日から考えていた。

どうしたら、美希と一緒にいられるんだ。

いきなりプロポーズはないだろう。

それなら社長秘書はどうだ。

秘書ならいつも一緒にいられる、うん、それがいい。

美希に俺の秘書になって貰えば、解決だ。

そして秘書の初日、俺は気持ちがMAXになり、いきなり美希を押し倒した。

何もわからない美希にとって、いきなり襲われた感じだろう。

< 24 / 316 >

この作品をシェア

pagetop