俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う

今日の彼はいつもと違い、なんか弱気だ、でもまたそれが魅力的に写っている。

「正直不思議です、今、蓮さんの妻でいることが……私のどこを好きになってくれたのか、いまだに信じられません」

「美希は可愛いいし、優しいし、俺の方が年下なのに美希を放っておけない、守ってあげたいって思ってるよ」

「なんか擽ったいです、そう言えば聞きたかったことがあって、社長就任の日が初めてじゃないって言ってましたけど、前に私達会っていますか」

彼は三年前の私達の出会いを話し始めた。

「美希、血液型RHマイナスだよな」

「そうです、だから輸血が必要になると大変なんですよね」

「三年前輸血したの覚えてる?」

彼に言われて記憶を辿って見た、確かに輸血した覚えがある。
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