俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
彼の呼吸が荒くなり、彼の手が私の太腿から股へと滑り込んだ。
思わず「駄目」と叫んだ、しかし彼は私の言葉を聞かず身体を押しつけてくる。

「蓮さん、それ以上は……」

「まだあいつに惚れてるのか」

「違います」

「美希、俺はお前を愛してる」

キャミソールの胸の部分に彼の手がかかり、胸に触れた。

「イヤ」

私は溢れる涙を堪えながら叫んだ。

彼は我に返って私から離れた、そして部屋を出て行った。

堪えていた涙が一気に溢れ出し止まらない、どうしよう、彼を拒絶してしまった。
嫌だったわけではない、これ以上進んで、もし彼に満足出来ないと嫌われたら、もう彼なしでは生きていけないと強く感じた。

部屋を出ると彼の姿はなかった。
私は嫌われたと思った、涙が溢れてきた。
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