俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
私は何も言えず、彼の言う通りにお父様から引き離された状態のままになった。

「早く孫の顔を見せてくれ」

「こればっかりはご期待に添えるか分からねえ」

「何言ってる、相手が美希ちゃんなら毎日抱きたいって思うだろ?」

私はその場にいることが恥ずかしくなり、「売店に行ってきます」と席を外した。

「お前ら、夫婦仲うまくいってないのか」

「いろいろあるんだよ」

「そうか、でも美希ちゃんはお前のこと、大好きだって言っておったぞ」

「じゃ、なんでだよ」

「よく話し合わないと、夫婦は所詮他人だ、相手の気持ちなどわからないよ、俺も母さんのことはわからなかった、年が離れていれば余計だ、お前たちはいくつ離れているんだ」

「十二歳美希が上だよ」

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