俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
いつも商店街に行って献立のアドバイスを貰うのだが、今日は出かけられない。

今日の夕食はどうしよう、買い物行けないし、冷蔵庫にあるもので作るしかないと思い冷蔵庫を開ける。
オムライスにしよう。

そんなことを考えていると、スマホが鳴った、蓮さんからだった。

「美希、大丈夫か、なるべく早く帰るからな」

「大丈夫です、今日の夕食オムライスでいいですか?買い物行けないので、冷蔵庫にあるものですみません」

「上等だ、美希が作るものならなんでも構わない」

「わかりました」

電話の向こうで社長と呼ぶ声が聞こえ、「すまない、もう切るぞ」と彼は電話を切った。

彼からの電話は嬉しい反面、電話が切れると急に寂しさがこみ上げてくる、部屋に一人でいると余計に寂しさが募る。

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