もふかわ生徒会長は、求愛コントロールができない
目の前が真っ暗になった。
――もうミルキー様のおそばに、いられないかもしれない。
最悪なシナリオが浮かび、恐ろしさで体中が震えだしてしまう。
「ほら海花、早く講堂に行くよ」
カバンをヤンキーっぽく肩に下げた美記ちゃんに、笑顔を向けられたけれど。
私はベッドから動けなくなってしまい……
「ごめんなさい……ちょっと気分が悪くなってしまって……」
「大丈夫?」
「ちょっと保健室で休んでから、講堂に行きますね」
「じゃあ私、先に行ってるから」
「準備お願いします」
私は大好きな美記ちゃんに、嘘をつくことしかできなかった。