もふかわ生徒会長は、求愛コントロールができない



目の前が真っ暗になった。


――もうミルキー様のおそばに、いられないかもしれない。


最悪なシナリオが浮かび、恐ろしさで体中が震えだしてしまう。



「ほら海花、早く講堂に行くよ」



カバンをヤンキーっぽく肩に下げた美記ちゃんに、笑顔を向けられたけれど。

私はベッドから動けなくなってしまい……



「ごめんなさい……ちょっと気分が悪くなってしまって……」


「大丈夫?」


「ちょっと保健室で休んでから、講堂に行きますね」


「じゃあ私、先に行ってるから」


「準備お願いします」



私は大好きな美記ちゃんに、嘘をつくことしかできなかった。










< 115 / 269 >

この作品をシェア

pagetop