もふかわ生徒会長は、求愛コントロールができない
「副会長。それ、無意識?」
「えっ?」
「髪こすってたじゃん。両手で」
髪?
あっ、本当ですね。
私の両手が、自分の髪をつまんでいます。
「自分では、全く気付いていませんでした」
ミルキー様と綾芽さんに嫉妬してしまうこの状況が辛すぎて、『助けてくださいサイン』を、ゆら君に送っていたんですね。
「俺……嬉しかったし……無意識でも」
「えっ?」
「覚えててくれたんだって思ったから……俺の言葉……」
ゆら君は相変わらず、無表情のまま。
なぜか、声は照れている感じです。
ダルそうに頭をかいていて、嬉しそうには見えませんが。
でも……
「私も……嬉しかったです……」
叶わぬ恋に苦しむ私のことを、ゆら君が気にかけてくれていたこと。
そして
「だるい」「めんどい」が口癖なのに、私を助けようとしてくれて。