もふかわ生徒会長は、求愛コントロールができない

シートに座ったままのミルキー様。

自分の座席の背もたれを、後ろに倒した。



「車の中は狭いから、動画みたいには俺のしっぽを大きく振れないけれど。それでもいい?」



穏やかな声に頷く私。

つけてあったシートベルトを外して、ミルキー様の方に上半身を向ける。



車の中。

シートの2列目に座り、体を向き合わせる私たち。


極上の笑みを浮かべるミルキー様は、私の瞳を優しく見つめてくる。


ミルキー様の瞳に、緊張する私が映っている。

はっきりと。くっきりと。




「それではモフモフ催眠術を始めるね」


「……お願いします」




血に混ざったドキドキが、私の体内を駆け巡る。



体中が熱くなってきてしまいました。

恥ずかしさと王子様を独占している幸福感で、心臓が止まりそうです。

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