小さい頃、仲の良かった幼馴染が毎日甘やかして癒してくる
「久しぶり」と返したい所だが、その前に聞かなければならないことがある。

「な、なんで家知ってるの?」

「結芽のお母さんから結芽が就職して一人暮らし始めたって聞いて、久しぶりに顔見たくて住所聞いたんだ」

「そうなんだ・・・」

突然の出来事に上手く対応できない。

すると、岳が急に私の顔を覗き込んだ。

岳の顔が急に目の前に現れて、私は驚いて固まったままだった。


「結芽、顔色悪くない?」


「えっと・・・」


久しぶりに会ったのに、岳の人をよく見ている所は変わっていない。
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