弓波くんの愛が重すぎて、逃げられない
episode.0
高校一年生、5月。

どうやら僕の顔は女の子に人気らしく、入学してからたまに告白される。

「好きです!付き合って下さい!」

「僕のどこが好きなの?」

「えっと・・・」

「ごめん、今は誰とも付き合うつもりないから」

告白した子は逃げるように帰っていった。

すると、建物の陰から上級生の先輩が出てきた。

「ごめん、ちょうど通りかかっちゃって・・・」

「別に大丈夫です」

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