偽る恋のはじめかた
1歩間違えればパワハラで訴えられて、課長の人生は終わる。私はそれを待ち望んでいる。
課長の暴言に振り回されて疲れた私は、お昼休憩を取るため社員食堂に来ていた。
一人暮らしでお弁当を作る余裕もないため、ほぼ毎日社食かコンビニ弁当を食べている。
今日は特にイライラが募っていたため、こってりしたものが食べたい気分だったのでお昼ご飯はラーメンを食べることにした。
ここの食堂の醤油ラーメンは安いし、ボリューム満点で美味しい。
ラーメンを食べ終えたら、また俺様課長の元で仕事をすると思うと気が重くなる。
前の課長はひたすら優しかったから、こんなことで悩んだことなかったな・・・・・。
「はあ———」
思わず心の底から大きなため息が出る。