真夏に咲いた奇跡の恋花火
スカートのポケットからティッシュを取り出し、1枚渡す。
お顔のインパクトが強すぎて全然気づかなかったけど、よく見たら唇の下にもソースらしきものがうっすら。
それも教えると、途端に顔が真っ赤に。
「ごめん、ありがとう。取れた?」
「うん。もう大丈夫」
無事取れたことを伝えたら、彼から安堵のため息が漏れた。
よっぽど恥ずかしかったんだろう、いつの間にか耳まで赤くなっている。
1ヶ所だけならまだしも、中と外だもんね。
色的にカレーか紅しょうがでも食べたのかな。
話題を変えて歩くこと数分。バス停に到着した。
「乃木くんは……お祭り、どうするの?」
スマホで時間を確認する彼に尋ねてみた。
ゆまと山谷さんが勝手に話を進めた結果、みんなで行くことに決まった。
けど、本人の口からハッキリした返事を聞いていないので、乃木くんに関しては未確定。
誤解のないよう説明しておくと、別に乃木くんや千葉さん達が嫌いなわけでなくて。
ちょっぴり、夏祭りに対して苦い思い出があるだけ。
お顔のインパクトが強すぎて全然気づかなかったけど、よく見たら唇の下にもソースらしきものがうっすら。
それも教えると、途端に顔が真っ赤に。
「ごめん、ありがとう。取れた?」
「うん。もう大丈夫」
無事取れたことを伝えたら、彼から安堵のため息が漏れた。
よっぽど恥ずかしかったんだろう、いつの間にか耳まで赤くなっている。
1ヶ所だけならまだしも、中と外だもんね。
色的にカレーか紅しょうがでも食べたのかな。
話題を変えて歩くこと数分。バス停に到着した。
「乃木くんは……お祭り、どうするの?」
スマホで時間を確認する彼に尋ねてみた。
ゆまと山谷さんが勝手に話を進めた結果、みんなで行くことに決まった。
けど、本人の口からハッキリした返事を聞いていないので、乃木くんに関しては未確定。
誤解のないよう説明しておくと、別に乃木くんや千葉さん達が嫌いなわけでなくて。
ちょっぴり、夏祭りに対して苦い思い出があるだけ。