夕陽を映すあなたの瞳
やがて都内のマンスリーマンションに着き、昴がインターフォンを押す。

現れたサラは、まず心にハグをした。

「Coco ! I'm so happy to see you again」
「Me too, Sarah. How is everything?」
「Good !」

そして昴は、心が伝えたショッピングモールへと車を走らせる。

到着したのは、全て見て回るには丸1日かかりそうな、大きなショッピングモールだった。

洋服や雑貨はもちろん、100円ショップやホームセンターもあり、そこなら日用品も揃えやすいのではないかと心は思った。

早速100円ショップに連れて行くと、サラは数々のアイデアグッズに驚いて目を見張る。

「Amazing ! What a wonderful store」

そう言って、和食器のコーナーで茶碗を手に取り、サラは心を振り返った。

「How much is this?」
「100円よ。Anything is 100 yen」

心が答えると、ホント?とさらに目を丸くする。

「もちろん。あ、actually…it's gonna be 110 yen with tax」
「Oh, taxネ。OK」

そう言って、今度は What's this?と何かを見せてくる。

「ん?ああ、ざる蕎麦セットね。ほら、そばやうどんを載せるの。like this…」

パッケージの写真を見せながら説明すると、気に入ったようで I'll take this!と笑い、またもや値段を聞いてくる。

「もちろんこれもワンテンよ」

サラは言葉もなく、ひたすら驚いていた。
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