XYZ
色んなナナミを知っていくと、出会った時と素敵だったけれど、もっと魅力的に見えるの…
「いつか本当に、そうなればいいのに。」
低いトーンで囁いた、小さな声。
その言葉に一瞬で現実に引き戻されるような感じがした。
『いつか』
そんなことは『一生』ない。
少なくとも私の人生では、好きな人の花嫁になることはない。
きっとナナミは、これから素敵な人に出会って恋をして、好きな人と結婚して、
自由な恋愛が出来るんだろう。
「ねぇ、ここで誓いをしようよ!」
「え、あぁ、じゃあ…」
誓ったって何もならない。
「私は、須藤仁香さんを一生愛することを誓いますっ!と、はい次。」
周りに聞こえないように少し小さな声でナナミはそう言うと、私の方を見る。
繋がれた、この手を信じているかのように私は偽りの言葉を言う。
「私も、志崎奈々美さんを一生愛することを誓います…これで良いのかな…」
外が冷えてくる。
夏といっても少し寒い。
お城の頂上にいたはずのカップルたちがいつの間にかいなくなっていた。
「ナイスタイミングじゃん、」
「ナナ…」
夢なら覚めないで。
ナナミの顔が近づき、口付けを交わす。
「いつか本当に、そうなればいいのに。」
低いトーンで囁いた、小さな声。
その言葉に一瞬で現実に引き戻されるような感じがした。
『いつか』
そんなことは『一生』ない。
少なくとも私の人生では、好きな人の花嫁になることはない。
きっとナナミは、これから素敵な人に出会って恋をして、好きな人と結婚して、
自由な恋愛が出来るんだろう。
「ねぇ、ここで誓いをしようよ!」
「え、あぁ、じゃあ…」
誓ったって何もならない。
「私は、須藤仁香さんを一生愛することを誓いますっ!と、はい次。」
周りに聞こえないように少し小さな声でナナミはそう言うと、私の方を見る。
繋がれた、この手を信じているかのように私は偽りの言葉を言う。
「私も、志崎奈々美さんを一生愛することを誓います…これで良いのかな…」
外が冷えてくる。
夏といっても少し寒い。
お城の頂上にいたはずのカップルたちがいつの間にかいなくなっていた。
「ナイスタイミングじゃん、」
「ナナ…」
夢なら覚めないで。
ナナミの顔が近づき、口付けを交わす。