【書籍化】バッドエンド目前の悪役令嬢でしたが、気づけば冷徹騎士のお気に入りになっていました
ラッパを持った楽隊騎士が先頭に立ち、高らかにファンファーレを奏でながら行進する。
風に乗って色とりどりの花吹雪がひらひら舞った。
パレードを見つめる人々の笑顔と楽しげな話し声、華やかなお祝いムード。
明るい雰囲気に、私も久しぶりに胸が高鳴る。
やがて歩兵や騎馬兵などが隊列を組み、パレードの本隊がやってきた。
晴れやかな光景を眺めながら、私は平和な日常のありがたみをしみじみと噛みしめた。
遡ること今から一ヶ月前――。
隣国が侵攻してくるとの情報が駆け巡り、国中が大混乱に包まれた。
貴族は国外退避を検討し始め、市民は迫り来る敵におびえる日々。
かつてないほどの大軍を前に、もしや負けるのでは……という恐怖が国全体を覆い尽くした。
だが蓋を開けてみれば、戦争は我が国の大勝利。
被害を最小限で抑え、短期決戦で敵の侵攻を食い止めた。
その立役者が――。
「きゃっー! アシュレイ様が来たわっ!」
突如として、私の隣に立っていた女性が黄色い声をあげた。
途端、その場は拍手喝采。わぁっ――と大歓声がわき起こる。
「英雄アシュレイ、バンザイ!バンザイ!」
「国を守ってくれてありがとう!」
風に乗って色とりどりの花吹雪がひらひら舞った。
パレードを見つめる人々の笑顔と楽しげな話し声、華やかなお祝いムード。
明るい雰囲気に、私も久しぶりに胸が高鳴る。
やがて歩兵や騎馬兵などが隊列を組み、パレードの本隊がやってきた。
晴れやかな光景を眺めながら、私は平和な日常のありがたみをしみじみと噛みしめた。
遡ること今から一ヶ月前――。
隣国が侵攻してくるとの情報が駆け巡り、国中が大混乱に包まれた。
貴族は国外退避を検討し始め、市民は迫り来る敵におびえる日々。
かつてないほどの大軍を前に、もしや負けるのでは……という恐怖が国全体を覆い尽くした。
だが蓋を開けてみれば、戦争は我が国の大勝利。
被害を最小限で抑え、短期決戦で敵の侵攻を食い止めた。
その立役者が――。
「きゃっー! アシュレイ様が来たわっ!」
突如として、私の隣に立っていた女性が黄色い声をあげた。
途端、その場は拍手喝采。わぁっ――と大歓声がわき起こる。
「英雄アシュレイ、バンザイ!バンザイ!」
「国を守ってくれてありがとう!」