つぽみは、いつか花開く


***



鼻をくすぐる、甘く優しいももの香りがする。



ぽかぽかして、安心する心地いい香り。



どうらやら、私は寝ちゃってたらしい。



そして、目の前には..................



「もっ、.....................」



〝桃くん〟そう言おうとしてやめたけど。



いま、私の目の前には桃くんがいる.........



「あっ、やっと起きた」



私の顔をジッと見つめる桃くん。



うぅ、いま、
なんて言葉を話せば良いかも分からない。



「ぅ、ぁ、えっと、ごめん、なさい、」



分からなくって、
結局、出て来たのは謝罪の言葉。


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