僕の欲しい君の薬指




逃げる様に地元から遠い大学を受験した。偏差値が高く、難易度はかなりの物だったけれど、机に向かって朝から晩までペンだこができるまで勉強してどうにか合格。晴れて独り暮らしの切符を手にした。




……そう思っていた。



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