僕の欲しい君の薬指




「どんな月弓ちゃんも、僕からすれば全部可愛くて愛おしいよ」


熱を持っている私の瞼を指先で優しく撫でる彼が、甘い笑顔で吐いた言葉。それに胸が擽られる感覚があったけれど、私は気づかぬふりをして曖昧に苦笑を滲ませた。



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