好きになってはいけない人を、好きになりました

体育祭

「今日から2学期です。今月末には、体育祭があります。夏休みの宿題終わってない人は、実行委員と雑用係になります」

理事長がそう言うと、体育館には悲鳴が響き渡った。

私と海は関係ないから、1番後ろで喋っていた


瑠生たちとはクラス離れてるから隣にいって喋ろうとすると、先生に怒られた。

始業式が終わり教室へ戻ると、早速体育祭の説明がされた。

「明日は、1時間目体育祭の種目決め。2時間目3時間目で、男女に別れて応援団の事について話し合いがあります。5組は、紫です。宿題やってきてない人は、このまま残って下さい。終わってる人は、下校していいです」

私と海は席を立ち、教室を出た。

半分ぐらいの人が残っていた。

可哀想に。

1組はまだホームルームしてたので、廊下でまった。

「お。海と凛ちゃん」

「あ、真一さん」

「理事長。こんにちは」

待ってると、理事長が来た。

「てか、真一さん。凛ちゃんってやめてくれます?セクハラですよ」

海が私に抱きついて言ってきた。

「んー、じゃあ凛で、いてっ」

「凛にセクハラしてんじゃねぇ」

瑠生に叩かれた理事長。

まぁまぁ音したよ?

「お前、叩くなよ」
< 121 / 342 >

この作品をシェア

pagetop