好きになってはいけない人を、好きになりました
4人って事は、パパも潤さんも知ってたって事か。

「初めから教えてくれてたらよかったのに」

「えー、それじゃあロマンチックじゃないじゃない?」

ロマンチックじゃなくてもいいよ。

「瑠生は、私が小さ頃に遊んでいた【りん】って知ってショック受けてるだろうな…」

「んー、どうだろうね」

絶対受けてるに決まってる。

「私、部屋に戻るね。夜ご飯の時間になったら呼んで」

私は部屋に戻り、小さい頃のアルバムをみた。

るーくん…

瑠生と私が手を繋いで笑ってる写真。

こっちは一緒にシャボン玉してる写真。

こっちの写真は、水遊びしてる写真。

瑠生が、るーくんだったんだね。

私が白蓮の総長の妹じゃなかったら、今も普通の友達でいれたのにな…

夜ご飯まで、ずっとアルバムを見返してた。

「あれ?パパ帰ってきてたんだ」

ご飯食べる為にダイニング行くと、いつもこの時間いないパパがいた。

岳にぃと湊は、土曜日だから倉庫に泊まってるのか。

「凛。最近外出てないだろ?明後日出かけるからな」

「えー。今日出かけたのに」

「決定だからな。昼過ぎに出かけるから、準備しとくように」

「はーい」

まさか、睡蓮の倉庫に連れていかれるなんて思ってもなかった。
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