好きになってはいけない人を、好きになりました
瑠生も、お昼ご飯買っていた。

今日は、おかずいらないのかな?

お弁当箱を開けると、瑠生がジーッと見てきた。

「凛。卵焼き」

「欲しいの?」

「あぁ」

「えー。瑠生だけズルい!私も、欲しい」

『俺も』

みんな欲しがってきた。

「みんな食べれるよ。卵焼き多めに作ってきたよ」

何となくこうなるだろうと思って、私は3人分のお弁当入れるようとは別に、みんな用に卵焼きを作ったのだ。

作ってきててよかった。

『いただきまーす』

みんな、1番初めに卵焼きを食べた。

6切れあり、最後のひとつは瑠生と海でジャンケンしてた。

勝ったのは、瑠生だった。

「海。あーんして」

私は自分のお弁当箱に入ってる卵焼きを、海にあげた。

「ありがとう、凛!へへ。羨ましいでしょ、瑠生」

「別に」

羨ましいって何がだろ?

「凛。今日も倉庫来るだろ?」

瑠生が聞いてきた。

「行っていいの?」

「当たり前だろ」

「じゃあ行く」

「放課後、教室まで迎えに行くから」

「分かった」

昼休みが終わり、教室に戻った。

ママに、今日も遅くなる事言っとかないと。
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