好きになってはいけない人を、好きになりました

新しい友達

「凛〜!おはよう!」

学校まで歩いてると、海が後ろから抱きついてきた。

「おはよう、海。みんなも、おはよう」

『おはよう』

「昨日、無事に帰れたか?」

瑠生が聞いてきた。

「うん」

睡蓮のみんなといるから、ものすごくジロジロ見られた。

ここの人達は騒がないんだ。

岳にぃたちは、登校する度キャーキャー言われてたな。

五月蝿すぎて、本当迷惑だった。

まぁ、ジロジロ見られるのも嫌だけど。

朝の予鈴が鳴るまで、1組の前で喋っていた。

今まで休み時間ごとに1組に行ってた海は、私の所に来るようになった。

「海たちって、めっちゃ注目浴びてるけど叫ばれないよね」

「あー。最初は、めっちゃキャーキャー言われてたけど、五月蝿すぎてみんなキレてそこから騒がれなくなったんだ。キレると怖すぎたみたい(笑)」

なるほどね(笑)

まぁ、五月蝿いもんね。

午前中の授業が全部終わり昼休み。

「凛!屋上いこっ!」

「今日も行っていいの?」

「当たり前じゃん!これからは、毎日一緒に食べようね!」

「うん!」

海と1組に行き、みんなお昼は売店らしいので売店に寄ってから屋上に行った。
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