うた×バト〜思いは歌声にのせて〜
『橘雄翔ぉ! ウィーーーン!』
ゲームのアナウンスでは聞けない心からの勝者アナウンス。
スクリーンにも【橘雄翔WIN】の文字が大きく表示されている。
わあぁぁ! と歓声が上がり盛り上がる中、私はいてもたってもいられずスマホを取り出して雄翔くんにメッセージを送った。
【デモンストレーション、勝利おめでとう! すっごくカッコ良かった。いっぱい元気貰えたよ! ありがとう!】
今すぐ送っても、返事どころか既読がつくのはまだあとだって分かってる。
でも、この昂る気持ちをすぐに伝えたかったの。
私は送信ボタンをタップすると、スクリーンに視線を戻して雄翔くんの“ヒトガタ”を見た。
横山くんと何か会話しているのか、ニッと笑みを浮かべて口を動かしてる。
周囲の盛り上がりがすごいから全然聞こえないけれど。
「……うん、私も頑張ろう」
歓声にかき消されちゃったけれど、雄翔くんに力を貰った私はハッキリと言葉にしてこぶしを握った。
ゲームのアナウンスでは聞けない心からの勝者アナウンス。
スクリーンにも【橘雄翔WIN】の文字が大きく表示されている。
わあぁぁ! と歓声が上がり盛り上がる中、私はいてもたってもいられずスマホを取り出して雄翔くんにメッセージを送った。
【デモンストレーション、勝利おめでとう! すっごくカッコ良かった。いっぱい元気貰えたよ! ありがとう!】
今すぐ送っても、返事どころか既読がつくのはまだあとだって分かってる。
でも、この昂る気持ちをすぐに伝えたかったの。
私は送信ボタンをタップすると、スクリーンに視線を戻して雄翔くんの“ヒトガタ”を見た。
横山くんと何か会話しているのか、ニッと笑みを浮かべて口を動かしてる。
周囲の盛り上がりがすごいから全然聞こえないけれど。
「……うん、私も頑張ろう」
歓声にかき消されちゃったけれど、雄翔くんに力を貰った私はハッキリと言葉にしてこぶしを握った。