うた×バト〜思いは歌声にのせて〜
「大丈夫だよ。別にずっと社長についてなきゃならないわけじゃないし」
それに、と言った雄翔くんは私に近づいて耳元に顔を寄せた。
「大事な子の応援は絶対したいからな」
「っ!」
みんなには聞こえないような囁き。
その言葉の意味と行動に顔がボッと熱くなった。
大事な子って、また言ってくれた。
好きだって言われたわけじゃないし、みんなには秘密って感じでもある。
でもそれは多分雄翔くんがアイドルだからなのかなって思うところもあって……。
だから確かな言葉がない状態だけれど、私は雄翔くんの特別だって思うことが出来てる。
まあ、好きだなんて言われたら今の私じゃあキャパオーバーになっちゃいそうだしね。
「あーあ、またイチャイチャしてるよ」
「っ⁉ し、してないよ⁉」
ニヤニヤとからかって来る千代ちゃんに思わず言い返したけど、説得力がないのは自分が一番分かってた。
「うーん、私たちお邪魔かな?」
「そんなことないよ⁉」
同じくニヤニヤする千絵ちゃんにもすかさず否定の言葉を返す。
二人の反応に「もう!」とちょっと怒って見せてから、こんなとき一番騒ぎそうな藤子ちゃんが静かなことに気づいた。
それに、と言った雄翔くんは私に近づいて耳元に顔を寄せた。
「大事な子の応援は絶対したいからな」
「っ!」
みんなには聞こえないような囁き。
その言葉の意味と行動に顔がボッと熱くなった。
大事な子って、また言ってくれた。
好きだって言われたわけじゃないし、みんなには秘密って感じでもある。
でもそれは多分雄翔くんがアイドルだからなのかなって思うところもあって……。
だから確かな言葉がない状態だけれど、私は雄翔くんの特別だって思うことが出来てる。
まあ、好きだなんて言われたら今の私じゃあキャパオーバーになっちゃいそうだしね。
「あーあ、またイチャイチャしてるよ」
「っ⁉ し、してないよ⁉」
ニヤニヤとからかって来る千代ちゃんに思わず言い返したけど、説得力がないのは自分が一番分かってた。
「うーん、私たちお邪魔かな?」
「そんなことないよ⁉」
同じくニヤニヤする千絵ちゃんにもすかさず否定の言葉を返す。
二人の反応に「もう!」とちょっと怒って見せてから、こんなとき一番騒ぎそうな藤子ちゃんが静かなことに気づいた。