イケメンクラスメートと溺愛同居が始まりましたっ!?


心の中でそう叫びながら、王子颯斗に教科書を差し出す。


「咲はいいから、見ていいよ」


「そんなわけにはいかないじゃん」


――ギギッ。


机を横にずらす音。


ピタッとくっつけられる咲と王子颯斗の机。



って、あんた。なんてことをしてくれるのよー。

< 32 / 392 >

この作品をシェア

pagetop