あなたの世界にいた私
-バンっ!
「ふざけるなぁ!」
「キャッ!」
気づけば、
その看護師の胸ぐらを掴んで、
壁に叩きつけていた。
こんなことをすれば、
きっと問題になってしまう。
また、グループのメンバーやマネージャー、
関係者に迷惑をかけることになる。
そんなことは全部分かっていた。
でも、もう、
今の自分をコントロールすることが、
できなかった。
「…雪乃は…」
悔しくて、
涙が溢れて、
この続きの言葉が、
出てこなかった。