麻衣ロード、そのイカレた軌跡⑥/伝説のあの夏…、ファーストレジェンドは奇跡を生んだ!
再編へ…/その1
麻衣



アンコウ、結構慌ててるわ…(苦笑)

「お…、おい!…そうだとしたら、お前はどうすんだって。南玉を虫の息まで追い詰めといて、私からしたら、お前が生きかえり剤を連中に飲ませちゃったようにしか見えないって!」

「まあ、結果としてはそうなりますね」

「アホ!なら、横田と狂犬は情報操作で叩かないとさ、南玉は今まで以上の存在になっちまうよ!」

「いいんですよ、そういう方向で。私はむしろ良かったと思ってるんです」

「…」

アハハハ…

アンコウ、今度は飽きれてるようだぞ


...


「…アンタのイカレ病ときたら、つけるクスリなんてあったもんじゃないね。麻衣がリーダーであそこまでやり遂げておいて、お前だけが負けになるんだよ。本当にわかってるのか、お前…。片桐や迫田や岩本をずんと押し上げて、自分だけ傷ついて汚れちまって…。もったいないったら、ありゃしないわ」

「全部わかった上ですって。私はもとより、自分の損得や欲でこのオペに臨んでませんので。所詮、私は壊し屋ってことです。ああ…、もう一つ言っとくと、この私の意向、相馬会長はもう了解してくれてるんですよ」

「…」

ついに深海魚、絶句だ(笑)


...


「はー?信じられなんだよな、その感覚が…。相馬さんだってさあ、あれだけの規模で全面援助なら金もえらく出てるはずだし、警察や世間に対してもリスクを負ったんだから、フツーなら麻衣が都県境のてっぺん獲ることくらいは求めるだろうに…。業界的には、星流会の手前もあるだろうしさ…」

「それが全然なんですよね、あの人も。はは…」

「あ~あ…、年は離れてても気狂いは相通じるってことか…。まあいいよ。私としたって、現行の都県境に爆弾ぶち込んで、既存のフレームをひっくり返しただけで、気分がスカッとしたしね。後の再編がどこに向かおうが、そっちの方はさほど興味ないしさ。この後は、麻衣が好きにやればいいわ」

いいねえー…、こういうアンコウのメンタルは(笑)


...


さて、次は真樹子さんだ

私は即、ベッツに電話した

「…はい、ベッツです」

「久美か?」

「わあ…、麻衣?」

電話に出たのは久美だった

コイツ、私の体のこととか聞きまくってる

で…、こっちの用件後回しで、話が先進まないって…(苦笑)





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